二度と手に入らないグラスたち

past / 2022.02.06

先日、このグラスを割ってしまった。

 

2011年のウイスキーマガジンライブのときは、スコットランドを共に旅した友と、久々に再会できたんじゃなかったかな。震災の年だったか…。

 

また、かなり以前の話となるが、この、Live! TOKYO 2003 のグラスも割ってしまって我が家にはもうない…。

 

実に悲しい話だ。

 

初めて参加したときのものだったと思うが、2003年だったとは、少し驚く。あれからもう19年。信じられない。

 

スプリングバンク蒸留所から来ていた、笑顔の素敵なおじいちゃん(そんなにお年を召してはいなかったかもしれないけど、当時の私の記憶ではそう判断)ミッチェルさんに、必ず行くから私のことを覚えていてと伝えたら、なんと名刺をくださったというのに、もう19年も過ぎてしまった。

その名刺もね一体何処へいってしまったのだろうって・・・

 

このときから、2年後には彼の地を訪れるものの、キャンベルタウンに行く日数がなくて。もう、その翌年にでも行く!なんて意気込んでいたのだけれど、私は何をやってたんだろうなぁ、なんて思い返してしまった。

 

そして、このグラス。

 

HOYAのクリスタルグラスなのだが、こちらも割ってしまった。

一昨年だったかな。

 

クリスタルで、少し乳白色に雲りだしてから、実家に置きっ放しにしていたのを、グラスは使わないと、と持って帰ってきて、雲りを取ろうと、重曹を使ったり、お酢につけてみたりといろいろ試したけれど、ダメだった。

足元のしっかりとした重さが手に心地良く、

実家にいる頃は、いいお酒を手に入れると食器棚の奥からそっと出して、いつまでも中の琥珀色にうっとりとしていたのが懐かしい。

円に近い多角形のグラスは、上から見ると、万華鏡のようで、いつまで眺めていても飽きなかった。

 

クリスタルの特性を少しも理解していなかった22か23の頃にいただいたクリスマスプレゼントだった。

 

今ではHOYAはクリスタルグラスを作っていないようで、それでなくとも、20年以上前のグラスなんて、もう手に入らないだろうと思う。

 

 

せめて写真に残していて良かった。

 

 

ふんわりと思い出すその時々の自分や懐かしい顔、

そういう時間に本当につくづくよく合う飲み物だなー、なんて思いながら。

 

今夜は今夜はロッホローモンドを長濱蒸留所の小さなグラスでいただいております。

 

 

来週も素敵な日々になりますように。

 

 

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