一番好きなのは彼、そう言っていた頃もあった。
Bunnahabhain / 2019.04.30
Bunnahabhain 12y
ウイスキーを楽しむようになってふた昔が過ぎる私であるが、アイラモルトはすべて、一番好きかも、という段階をそれぞれの蒸留所で通過している。
ブナハーブンは、その期間が比較的長かった。
アイラモルトを好きな理由は、ピート香だと思っていたし、実際ラフロイグ蒸留所で仕込み水の色を見たときに、合点がいったものだが、ブナハーブンが一番好きかも、と思ったときに、
アイラでは希少なピートをほとんど炊かない製法で作られる
と知り、ややショックを受けた。
自分の好みの根元が全くわからなくなってしまった瞬間だったが、やはりブナハーブンは好みだった。
蒸留所の場所が、私たちの旅程からは行き易いとは言えず未踏の地であるがアイラ島再訪の際には、アードベッグに並ぶ最優先の蒸留所である。
さて、平成最後の宵に、忘れてはならない年のグラスで味わうことにした、12年は、あれ、初めて飲むかも。
10年は馴染みがあるが、12年って…この年数ラベルの赤にも馴染みはない。
グラスに注いで驚いた。
ブナハーブンって、こんなに琥珀が濃かっただろうかと。
そして、わかった。
ブナハーブンを愛した理由。喉や頬の内側にまとわりつくオイリーさだ。
潮気もこのモルトが生まれた島を物語るようではないか。
あゝ、愛すべき平成の世。
私の傍らには常にモルトがありました。
令和の世も、健やかに同じ夜が続くことを願って。
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